コロナ以降の風俗についての考察 ※在籍女性向け

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新型コロナの感染拡大防止のため全国に緊急事態宣言が発令され、風俗業界にも未曽有の危機が訪れています。一番の原因は未知のウイルスに対する恐怖心や社会的な自粛のムードなのですが、消費者が抱える不安はそんな目先のものだけではありません。『リーマンショック以上の世界恐慌』、『戦後最大の不景気』、『コロナショック』様々なタイトルで新型コロナが与える経済的なダメージを喧伝するマスコミ。経営者はお店を開けててもお客様が来ないので赤字になることが目に見えているなら先手を打って営業を自粛する。そしてSNSでは従業員が明日から仕事がなくなったと嘆いているのをよく見かけるようになりました。まだ営業中のお店もほとんどが利益の出ない状況で引くに引けず営業を続けている状態なので当然、人件費や出勤量は減らされる。これから大丈夫なのかな?これだけ街に失業者や求職者が溢れているのに果たして次の仕事が見つかるかな?コロナが収束しても仕事が見つからなかったら生きていけないかも…そんな不安の中、風俗で遊ぼうと思う人がいるのでしょうか?飲み屋に行こうと思う人がいるのでしょうか?

おそらく新型コロナ感染リスク自体は利用者数が減少した一番のポイントではありません。よく考えてみて下さい。もともと風俗に感染症のリスクは付き物です。今、お客様が呼んでくれるのは貴女がお客様にとっての【心のよりどころ】になれているからです。『お客さんが減って経済的にも苦しいだろうから少しでも力になりたい。そして自分も癒されたい。』お客様からそう思われるキャストはこの先の不況もきっと乗り切れます。暗い世の中だからこそ、ただのモノを扱っている商売とは違う『ぬくもり』のあるサービスが求められているのです。だから安心して下さい、まだまだ希望はあります。

事実、お店は毎月本指名・新規指名・フリーのお客様数の統計を取っていますが、2020年の3月は本指名のお客様の数にあまり変化がありませんでした。本指名とは言うまでもなく実際にサービスを受けたお客様の満足度が反映されます。新規指名は女の子の在籍写真、プロフィール、写メ日記などの宣伝の成果で、フリーはイベントなどお店の集客力に依存しています。お店がいくらイベントで安売りして新規指名やフリーでの利用をアプローチしても、本指名数は変わらず新規指名とフリーが減っていくということは、極論を言うとお店はただの看板で結局電話は女の子で鳴るということが証明されているのです。

少し先に起こり得ることを予測すると、これからの風俗はサバイバルになります。単純に利用者数が不況により減るので風俗店も資金力のない小さな個人店などは淘汰されてしまいます。その一方で働き方改革などの例を見ると今後は社会的にも副業が認められ、むしろ副業無しでは生活の基盤を築けない女性達が副収入を求めて風俗店に集まります。そうやって集まった女性は専業風俗嬢とは違う視点で風俗というビジネスを見て、その市場に順応しようとするはずです。

そしてこの先の不況が続く限りは風俗業界全体での価格競争、差別化競争が続いていくでしょう。デリヘル並みの安さで営業するソープランド、20代の若くて細い女の子がメインの激安店、ソフトサービスを売りにして業界未経験者を獲得するお店…etc これからも当店の脅威となるお店は増えていくでしょう。その中でどうやって他との新規顧客を獲得するのか、どうやってリピーターを囲い込んでいくのか。ただ待機室で座っているだけのキャストが大半…お店も女の子の自己啓発を待っているだけ…それでは間違いなく共倒れになります。これからはお店ではなくキャストが利用者を呼び、力を持つ時代なのです。女の子の魅力を引き出し、価値を与えられるお店こそが生き残る権利を持つのです。

おまけ

少し大げさに危機感を煽ったことは申し訳なく思いますが、最近の僕は毎日悪夢にうなされ起こり得る未来を鬱いております。流れが予見できたりビジョンが見えるのはいいことですが、他人を動かすのはどうも苦手なのでこうやってブログというツールを駆使して僕の考えを貴女に遠回しに訴えかけています。 今、社会全体に余裕がなく自粛のストレスで生活の為に仕事に行くだけで叩かれることもありますが、僕はこういう時代だからこそ自分の手の届く範囲の人にだけは優しくしたいし、自分に価値を見出すためにも必死になりたい。逆に遠くから聞こえてくる非難は聞き入れる余裕がありません。優しい自分、強い自分を持つことで無視する勇気を得られるのです。本題からそれたのでこれはおまけにします。それではまた。

written by staff R